分譲マンションのカラーセレクト
分譲マンションの建築において一番施工者が苦労するのが、仕上げの段階 の部屋のキズチェックと管理です。躯体工事が進んでいくにつれ最下階より 順次内装工事に着手していきます。 まず外壁部にサッシを取り付けるわけですが、ここで注意しなければならな いのが高さです。最近はバリアフリーのマンションが主流ですから、リビング からバルコニーへの出入り口になるサッシは高さが非常にシビアになります。 もう1つはサッシ廻りからの漏水です。しっかり躯体の寸法をチェックしてから サッシを取り付けないと後で大変なことになります。 サッシの取り付けが終われば、次に額縁を取り付けます。この額縁ですが マンションには部屋のタイプとは別に「カラーセレクト」と呼ばれるものが あります。 カラーセレクトとは購入者が決める色のことで、フローリングの色、額縁の色 などあらかじめ3種類程度の中から決めておくわけです。 しかしこの時点で部屋が売れていない場合も当然あります。