床を平滑に仕上げるために
レベリング材とはトロトロのセメントモルタルを流し込むことによって、床を平 滑に仕上げることの出来る材料です。最近はコンクリートを低い目(5ミリから 10ミリ)に打設しておき、その低い目に打設した厚み分をレベリング材を流し 込んで下地を作るのです。 例えばフローリング材料の厚みが20ミリだとします。躯体コンクリートは仕 上げ寸法より25ミリから30ミリ下げて打設するわけです。 ただしこのレベリング材は結構値段が高く、コンクリートの倍以上の単価です。 通常レベリング打設後は1日程度養生のため、立入禁止とするのですが、 この管理が結構大変です。 さすがにレベリングを流し込んだすぐ後に入る作業員はいませんが、ちょっと 目を離した隙に(というより100戸全てに目を光らせているのは無理)立ち 入るものです。 レベリングが乾いた後に足跡がクッキリといった感じです。 分譲マンションの現場で一番大変なことは、100住戸の管理をいかにするか ということなのです。