世界の仮設足場
世界中の建築現場では、いろいろな仮設足場があります。わが国では鳥居 枠や単管で足場を組んでいき、シートを張って防音対策や資材の落下に対 する養生を行うのが普通です。 しかし、例えば香港などでは現在も多くの建築現場が竹足場です。日本の 昔の丸太足場と同じです。日本と違うのはその高さです。 香港では10階建て位の建物でも竹足場です。しかもシートを張ったりなどし ていません。ですからちょっと工具なんか落とすと大変。その下を普通の一 般の人が通行しているからです。 この他、東南アジア諸国では、足場は組むのですが、その足場に作業できる 床がありません。必要な作業員が自分で持っていって掛けて作業をするわけ です。なぜかというと、お金がかかるからというのが現状なのです。 仮設足場というものは、工事をするために必要であって、完成後には何の役 にも立たないものです。発注者にとっては実にお金のかかるものだと思われ ることでしょうね。