戸数の多いマンションの施工管理
分譲マンションの建築現場管理は、躯体工事はどちらかというと楽な部分は あります。各階の躯体について基準階的にあまり変わらないからです。 したがって躯体工事のスピードも他の建築物と比べると速いのが普通です。 おおむね1フロアーの躯体工事サイクルは10日くらいが一般的でしょうか? 躯体工事が完了する前から出来る部屋については仕上げ工事に入っていく のは既に書いた通りです。建物が建っていくにしたがって廻りの周囲を仮設 足場で囲んで行きます。 外壁を仕上げていくための足場ですが、この仮設階段が昇降しにくいため 共用廊下部などの本設階段をついつい使ってしまいがちになるものです。 すなわち共用廊下から各住戸内を通りバルコニーへと出る作業員が多い ため、仕上がっていった部屋を何がしかのキズをつける結果になるわけ です。 当然玄関ドアを夜全て施錠して廻ります。が、完全に出来上がった部屋は 別として、仕上げ工事の段階では、何種類もの仕上げ業者が施工にくるた め施錠するのも大変なのです。